私たちに癒しと元気を与えてくれるモルモット。
家族に迎え入れたいな〜と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし中には、飼ってはいけないと言われているモルモットも。
この記事では、飼ってはいけないと言われているモルモットや飼いやすいモルモットを口コミと共に紹介していきます。
大切な命を守るためにもぜひ参考にしてくださいね!
飼ってはいけないモルモットの理由6つ!
なぜモルモットが飼ってはいけないと言われているのか、その理由を6つ紹介します。
- あまり懐かないから
- 診てくれる病院が少ないから
- お手入れが大変だから
- 夜鳴きをするから
- 何でも噛んでしまうから
- 温度管理が大変だから
①あまり懐かないから
モルモットは基本的に臆病な性格をしていて、警戒心も強いことからあまり懐かない動物です。
飼い始めは特に顕著で、なでるのを嫌がる・すぐに逃げてしまう・じっと動かない……など、なかなか心を開いてくれません。
愛情を注いでお世話をすることで少しずつ慣れてくれるかもしれませんが、場合によっては時間をかけても懐いてくれないこともあります。
全く懐いてくれなくても後悔せずにお世話を続けられるか、よく考えてから飼うことを決めましょう。
②診てくれる病院が少ないから
モルモットはエキゾチックアニマル(家庭で飼育されている犬・猫以外の動物)のため、診療対象としている病院はあまり多くはありません。
そのため、飼う前には必ず近くにモルモットを診てくれる病院があるか調べる必要があります。
その結果、通える範囲に病院が無かったりとても遠い場所だったりした場合は、飼うことを諦めることも視野に入れましょう。
もしも通院が必要になった場合、遠い病院に何度も通うのは大変ですし、何よりモルモットにとってとても負担になります。
大切な命のことを考えて、慎重に判断しましょう。
③お手入れが大変だから
毛が長い長毛種のモルモットは抜け毛が多く、頻繁にブラッシングが必要でお手入れが大変だと言われています。
- シェルティ
- ぺルビアン(アンゴラ)
- テッセル(テクセル)
- コロネット
- メリノ
など。
これらの毛が長い種類のモルモットは、1~2日に1回のブラッシングが必要です。
また、毛が伸びてきたらカットが必要ですし、小動物用のドライシャンプーも大切です。
このように頻繁にお手入れをすることが面倒だと感じる方や、アレルギー症状の心配がある方は、モルモットの飼育には向いていないかもしれません。
④夜鳴きをするから
モルモットはあまり鳴かない動物ですが、夜中に大きな声で鳴くことがあります。
ご飯が欲しい時や寂しくて構って欲しい時が多いため、野菜をあげたり撫でたりすることで鳴きやみますが、逆に言えば夜中でも対応してあげる必要があるということです。
そのため慣れるまで眠れなかったり、家族やご近所への迷惑になったりするかもしれません。
モルモットは夜鳴きをするということを理解したうえで、飼うかどうか決めた方がいいでしょう。
⑤何でも噛んでしまうから
モルモットは、げっ歯類のため一生歯が伸び続けます。
そのため、ペットシーツやトイレ・ゲージなど色んなものをかじってしまいます。
時にはお散歩中にコードや大事なものをかじられてしまうことも。
これは習性のため、しつけをすればかじらなくなるということはないので、きちんと対策をする必要があります。
⑥温度管理が大変だから
モルモットは温度が20℃~26℃ほど、湿度が40%~60%ほどが適した環境なので、真冬や真夏は24時間常にエアコンを掛けることが必須となります。
温度管理を怠ると体調を崩し、最悪の場合は命の危険にもつながります。
モルモットを飼う時は初期費用やエサ代だけでなく、光熱費が高額になる可能性があることを理解したうえで、飼うことをおすすめします。
モルモットは6つの理由から飼うことはおすすめしません。
1.あまり懐かないから
2.診てくれる病院が少ないから
3.お手入れが大変だから
4.夜鳴きをするから
5.温度管理が大変だから
飼ってはいけないモルモットの種類は?
飼ってははいけないモルモットの種類はあるのでしょうか。
イングリッシュ(ショート、アメリカン)、クレステッド、アビシニアン、テディ、シェルティのモルモットの特徴を紹介していきます。
種類 | 特徴 |
イングリッシュ(ショート、アメリカン) | 毛が短く固い品種、最も流通している |
クレステッド | 短毛種、頭につむじ(ロゼット)がある、臆病な性格 |
アビシニアン | 中毛種、巻き毛が特徴、毛が汚れやすい |
テディ | ちぢれ毛の短~中毛種、臆病な性格 |
シェルティ | 体毛が長く直毛、日常的なブラッシングが必要 |
イングリッシュ(ショート、アメリカン)
イングリッシュは、毛が短くツヤツヤした毛並みが特徴の、最も流通量が多いモルモットです。
モルモットの中では社交的で慣れやすい性格なので、初めてモルモットを飼うという方におすすめの種類です。
短毛のためブラッシングは週1回程度でよく、価格もお手頃のため最も入手しやすいと言えるでしょう。
SNSには「ツヤツヤの背中が可愛い」「慣れたら撫でさせてくれる」と高評価がたくさんありました。
クレステッド
クレステッドはイングリッシュに似た短毛種ですが、頭の上につむじ(ロゼット)があり、冠をかぶっているように見えるのが特徴です。
比較的臆病な性格なので、慎重に慣らしていくことが必要です。
頭のつむじ部分の毛は絡まったり汚れたりしやすいので、丁寧にブラッシングしてあげましょう。
SNSには「つむじが可愛すぎる」「甘えて呼んでくるのがたまらない」と高評価がたくさんありました。
アビシニアン
アビシニアンは中毛種のモルモットで、全身につむじがあり、クルクルとした毛並みが特徴です。
社交的な性格で、モルモットの中では比較的懐きやすい種類と言われています。
毛が良く抜けたり汚れたりするので、3~4日に1回はブラッシングしてあげましょう。
SNSには「クルクルの毛並みが可愛い」「撫でると気持ちいい」と高評価がたくさんありました。
テディ
テディは短~中毛種でちぢれた毛が特徴のモルモットです。
毛質によって毛並みが変わり、つやのある毛並みを持つ個体はサテンと呼ばれます。
臆病な性格のため、慎重に慣らしていく必要があります。
SNSには「もふもふで癒される」「一目ぼれする可愛さ」と高評価がたくさんありました。
シェルティ
シェルティは、顔回り以外の毛がサラサラで、直毛なところが特徴です。
体毛が長いため1~2日に1回、念入りなブラッシングが必要です。
臆病な性格のため、時間をかけて慎重に慣らしていくといいでしょう。
SNSには「ツヤサラの毛が美しい」「甘えてくるのが可愛い」と高評価がたくさんありました。
同じモルモットでも種類によって様々な違いがあります。
その子の性格や自分の環境なども考えてから飼うことをおすすめします!
モルモットを飼って失敗した人の口コミ
モルモットを飼って失敗した人の体験談や口コミを紹介します。
これからモルモットを飼いたいと思っている方はどんなことに気をつけたらいいのか、参考にしてみてくださいね!
懐くまで時間がかかる
ブラッシングなどの手間が大変
鳴き声やかじり癖などに困っている
モルモットを飼って後悔している・大変だと投稿している人が思った以上に多くいますね・・。
大切な命なので勢いで飼うのではなく、飼う前にしっかり考えましょう。
飼うならどれ?おすすめのモルモットを紹介!
おすすめのモルモットを3種類、紹介していきます。
初心者向け「イングリッシュ」
このイングリッシュは最もポピュラーで流通量も多いため、安価で購入することができます。
基本的に臆病なモルモットの中では社交的で、人に懐きやすい性格の個体が多いです。
短毛種のため、ラッシングの回数も週に1回程度と、比較的お手入れの手間がかからない種類です。
初めてモルモットを飼う方や、お子様と一緒にお世話をしたい方などにおすすめです。
人気「テディ」
このテディは、ちぢれた毛が特徴の短~中毛種のモルモットです。
アニメ作品の『モルカー』に同名のキャラクターが登場し、そのモチーフになっていることから実際に飼うモルモットとしても人気が上昇しました。
ちぢれた毛にゴミが絡まったり汚れたりしやすいので、こまめなブラッシングが必要ですが、モフモフとした感触がぬいぐるみのようで癒されます。
アニメを見てモルモットに興味を持った方、こまめなお手入れを手間に感じない方などにおすすめです。
希少種「スキニーギニアピッグ」
このスキニーギニアピッグは、体毛がほとんどなく「ヘアレス」とも呼ばれています。
アレルギーがある人でも飼いやすいことや、ミニブタに似た見た目の可愛らしさで人気となっています。
あまり市場に出回っていないため、モルモットの中では比較的高値で販売されています。
ブラッシングなどの手間はかかりませんが、寒さに弱いため真夏以外は保温が大切てす。
アレルギーがあるが動物を飼ってみたい方、珍しい種類のモルモットを探している方などにおすすめです。
・初心者向けは「イングリッシュ」
・人気の種類は「テディ」
・希少種は「スキニーギニアピッグ」
モルモットを飼う時によくある質問!
モルモットを飼う際の疑問点やよくある質問についてまとめました。
質問①モルモットの飼育で気を付けることは?
モルモットは臆病で神経質な動物です。
大きな音を立てたり、乱暴な扱いをしてはいけません。
また、トイレのしつけが難しく排泄量も多いため、こまめに床材を交換する必要があります。
種類にもよりますが、ブラッシングが必要なため適度にお手入れをしてあげましょう。
質問②ペット不可の部屋でも飼える?
しかし、犬や猫が不可の物件でもモルモットのような小動物を飼ってもよいか、不動産屋や大家さんに交渉することは可能です。
万が一、了承を得ずに飼育していると契約違反で強制退去になったり、モルモットを手放すことになってしまいます。
モルモットを飼育する前に必ず不動産屋や大家さんに報告し、ルールを守って飼うようにしましょう。
質問③モルモットは多頭飼いできる?
モルモットは本来、群れで生活する動物なので、多頭飼いには向いています。
しかし繁殖力がとても強いため、オスとメスを一緒に飼うと増えてしまう可能性が高いので注意が必要です。
まずは1匹の飼育から始めて、お世話に慣れてきたら数を増やすようにしましょう。
・飼うときは大きな音に注意し、慎重に扱って!
・飼育前に不動産屋や大家さんに許可を取りましょう
・多頭飼いには向いているが、繁殖に注意
モルモットを飼う前に確認することや準備するものは?
モルモットを飼う前に準備を整えておく必要があります。
迎え入れることができる環境なのか、最後までしっかりお世話することができるのか、などもしっかり確認しておきましょう。
モルモットを飼う前に確認しておくこと
モルモットを飼う前に本当に迎え入れることができるのか、以下の点を確認しておきましょう。
- 自分や家族にアレルギーはないか
- 散歩に行ったりお世話をする時間があるか
- 病院に連れて行ったり、餌などの必要なものを購入できるお金があるか
- モルモットを飼う環境やスペースが準備できるか
- 最後までお世話をする覚悟があるか
- 長時間家をあけたり、旅行に行く機会が多くないか
アレルギーがあったり、飼うスペースがない場合は飼うことは難しいでしょう。
また、お金や時間の面で不安がある方も飼うことはおすすめしません。
かわいいから!と言って勢いで飼ってしまうと後悔してしまったり、モルモットに寂しい思いをさせてしまうことも。
家族に相談したり、しっかりと考えてから飼うことをおすすめします。
準備するもの
モルモットを飼うことが決まったら、以下のものを準備しておきましょう!
- フード
- 食器
- トイレ
- おやつ
- ゲージ
- 巣箱
- 給水器
- 床材
- かじり木
他にもペット保険に加入しておくと、適切な治療を受けさせてあげることができるので安心ですね!
モルモットを飼う前に本当に飼うことができるのか、しっかり確認しておくことが大切です!
まとめ
①〜⑥に当てはまるモルモットは飼ってはいけない!ということを覚えておきましょう!
- あまり懐かない
- 診てくれる病院が少ない
- お手入れが大変
- 夜鳴きをする
- 何でも噛んでしまう
- 温度管理が大変
モルモットはとってもかわいいので、衝動的に「飼いたい!」と思うこともあるかと思います。
しかし動物を飼うということは楽しいことだけでなく、大変なこともたくさん。
人間も犬も楽しく快適に過ごせるように、大切な命を守れるように、責任を持って飼いましょう。