私たちに癒しと元気を与えてくれるシマリス。
家族に迎え入れたいな〜と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし中には、飼ってはいけないと言われているシマリスも。
この記事では、飼ってはいけないと言われているシマリスや飼いやすいシマリスを口コミと共に紹介していきます。
大切な命を守るためにもぜひ参考にしてくださいね!
飼ってはいけないシマリスの理由4つ!
なぜシマリスが飼ってはいけないと言われているのか、その理由を4つ紹介します。
- 言うことを聞いてくれないから
- お世話が大変だから
- 凶暴だから
- 病気になりやすいから
①言うことを聞いてくれないから
個体差もありますが、シマリスは言うことを聞いてくれない・しつけに苦労すると言われています。
初めてシマリスを飼う人はしつけの方法がわからず、困ってしまいますよね。
その子の性格によるかもしれませんが、おとなしい性格でしつけやすいと言われている種類のシマリスを飼うことをおすすめします。
②お世話が大変だから
シマリスは、野生の本能が残っているのでお世話が大変だと言われています。
ペットとしての歴史が浅いシマリスは、犬や猫のように人間に寄り添うことがありません。
野生のシマリスの生活環境に合わせるのは不可能ですが、なるべく飼育環境を整えてあげる必要があります。
活発に動き回り高いところに登るため背が高く大きなケージ、歯が伸びるのでかじるための木片やおもちゃなど必要なものが多くあります。
さらに暑さに弱いので夏場はクーラーを、冬は室温が下がりすぎると冬眠してしまいますので小動物用のヒーターが必要です。
ストレスを感じないような飼育環境にしてあげることが肝要です。
③凶暴な時期があるから
シマリスは凶暴な一面もあります。
野生下では気温の下がる秋から冬にかけて餌を蓄える必要があり、他のシマリスから餌と縄張りを守るため凶暴化することを「タイガー化」と言います。
飼育下にあるシマリスも野生の本能が残っているため飼い主相手にタイガー化が起こり、噛み付いたり暴れたりしてしまいます。
性格にも個体差があるので飼う前に実際に触れ合ってみたり、初めて動物を飼う方は大人のシマリスを飼うよりも赤ちゃんの時から飼育すると飼い主になつきやすいと言われています。
④病気になりやすいから
シマリスは病気になりやすいと言われています。
シマリスがかかりやすいと言われている病気は以下の5つです。
- 栄養性疾患(くる病や肥満)
- 口腔内疾患(頬袋の病気や不正咬合など)
- 呼吸器疾患(鼻炎や肺炎)
- 消化器疾患(寄生虫など)
- 骨折などの外傷
病気になると何度も通院したり、毎日お薬をあげたりと時間もお金もかかります。
何より病気になって苦しんでいるシマリスを近くで見るのは辛いですよね・・。
その為、シマリスを飼おうと思っている方は家族と相談したり慎重に考える必要があるでしょう。
シマリスは4つの理由から飼うことはおすすめしません。
1.言うことを聞いてくれないから
2.お世話が大変だから
3.凶暴だから
4.病気になりやすいから
飼ってはいけないシマリスの種類は?
飼ってはいけないシマリスの種類はあるのでしょうか。
チョウセンシマリス、チュウゴクシマリス、エゾシマリス、ホワイトシマリスの4種類の特徴を紹介していきます。
種類 | 特徴 |
チョウセンシマリス | 小柄でスリム。縞模様が濃い。 |
チュウゴクシマリス | チョウセンシマリスより大きめ。縞模様が薄い。 |
エゾシマリス | 北海道全域に生息。絶滅危惧種。 |
ホワイトシマリス | 白〜クリーム色。希少。 |
チョウセンシマリス
赤褐色の被毛に濃い縞模様が特徴のチョウセンシマリスは、ペットとして輸入されていましたが現在は輸入禁止になっています。
チュウゴクシマリス
丸い顔に薄めの縞模様が特徴のチュウゴクシマリス。
ペットショップで販売されているシマリスのほとんどがこの品種です。
SNSには「可愛い」「癒される」と高評価がたくさんありました。
エゾシマリス
エゾシマリスは北海道全域に生息するシマリスで、絶滅危惧種とされているので飼育や捕獲が禁止されています。
ホワイトシマリス
名前の通り体毛の白い品種をホワイトシマリスと言います。
普通のシマリスに比べると希少性が高く、価格も2倍近く違います。
しかし噛み癖があるなどという口コミがありました。
同じシマリスでも種類によって様々な違いがあります。
その子の性格や自分の環境なども考えてから飼うことをおすすめします!
シマリスを飼って失敗した人の口コミ
シマリスを飼って失敗した人の体験談や口コミを紹介します。
これからシマリスを飼いたいと思っている方はどんなことに気をつけたらいいのか、参考にしてみてくださいね!
警戒心が強い
脱走する
診てくれる病院が少ない
シマリスを飼って後悔している・大変だと投稿している人が思った以上に多くいますね・・。
大切な命なので勢いで飼うのではなく、飼う前にしっかり考えましょう。
飼うならどれ?おすすめのシマリスを紹介!
おすすめのシマリスを2種類、紹介していきます。
手に入りやすい「チュウゴクシマリス」
ペットショップで販売されているシマリスのほとんどが、中国から輸入されたチュウゴクシマリスです。
価格相場は5,000〜10,000円ほどと言われています。
多く出回っている品種がいいという方などにおすすめです。
珍しい品種「ホワイトシマリス」
このホワイトシマリスは、白い被毛に薄く入った縞模様が美しくペットとして飼う方も増えています。
市場に出回る個体数が少なく大変レアなシマリスで、価格は40,000〜70,000円程度です。
珍しいペットをお探しの方などにおすすめです。
・手に入りやすいのは「チュウゴクシマリス」
・珍しい品種は「ホワイトシマリス」
シマリスを飼う時によくある質問!
シマリスを飼う際の疑問点やよくある質問についてまとめました。
質問①シマリスの平均寿命は?
飼育下にあるシマリスの平均寿命はおおよそ6〜10年です。
個体差によりますが、10年以上生きることもあれば病弱で早逝の場合もあります。
なるべくストレスを与えない環境を作り、長生きしてもらいたいですね。
質問②シマリスは冬眠するの?
実はリス科の中で冬眠するのはシマリスだけです。
野生のシマリスは冬になると数日〜長くて1ヶ月ほど寝たら目覚め、巣の中に貯めている食料を食べたり排泄したりして再度冬眠に入るというサイクルで冬を過ごします。
しかしペットとして飼育されているシマリスは、野生のシマリスより免疫が低いので冬眠してしまうと心臓に負担がかかり危険です。
温度が下がると冬眠の準備をしようとするので、ペット用ヒーターなどで一定の温度を保つことで冬眠を防ぎましょう。
・平均寿命は6〜10年
・飼育下での冬眠は危険
シマリスを飼う前に確認することや準備するものは?
シマリスを飼う前に準備を整えておく必要があります。
迎え入れることができる環境なのか、最後までしっかりお世話することができるのか、などもしっかり確認しておきましょう。
シマリスを飼う前に確認しておくこと
シマリスを飼う前に本当に迎え入れることができるのか、以下の点を確認しておきましょう。
- 自分や家族にアレルギーはないか
- お世話をする時間があるか
- 病院に連れて行ったり、餌などの必要なものを購入できるお金があるか
- シマリスを飼う環境やスペースが準備できるか
- 最後までお世話をする覚悟があるか
- 長時間家をあけたり、旅行に行く機会が多くないか
アレルギーがあったり、飼うスペースがない場合は飼うことは難しいでしょう。
また、お金や時間の面で不安がある方も飼うことはおすすめしません。
かわいいから!と言って勢いで飼ってしまうと後悔してしまったり、シマリスに寂しい思いをさせてしまうことも。
家族に相談したり、しっかりと考えてから飼うことをおすすめします。
準備するもの
シマリスを飼うことが決まったら、以下のものを準備しておきましょう!
- ケージ
- 巣箱
- 餌入れ、給水器
- フード、ビタミン剤
- 登り木、かじり木
- ホイール
- ヒーター
- 床材、巣材
他にもペット保険に加入しておくと、適切な治療を受けさせてあげることができるので安心ですね!
シマリスを飼う前に本当に飼うことができるのか、しっかり確認しておくことが大切です!
まとめ
①〜④に当てはまるシマリスは飼ってはいけない!ということを覚えておきましょう!
- 言うことを聞いてくれないから
- お世話が大変だから
- 凶暴だから
- 病気になりやすいから
シマリスはとってもかわいいので、衝動的に「飼いたい!」と思うこともあるかと思います。
しかし動物を飼うということは楽しいことだけでなく、大変なこともたくさん。
人間も犬も楽しく快適に過ごせるように、大切な命を守れるように、責任を持って飼いましょう。