私たちに癒しと元気を与えてくれる猫。
家族に迎え入れたいな〜と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかしスコティッシュフォールドは、飼ってはいけないと言われているようです。
一体なぜなのでしょうか。
この記事ではスコティッシュフォールドが飼ってはいけないと言われている理由や実際に飼っている人の口コミなどを紹介していきます。
スコティッシュフォールドを飼ってはいけないと言われている理由4選!
なぜスコティッシュフォールドは飼ってはいけないと言われているのでしょうか。
理由を4つ紹介します。
- 病気になりやすいから
- お世話が大変だから
- 繁殖を禁止されている国があるから
- 医療費が高額になる可能性があるから
①病気になりやすいから
スコティッシュフォールドは病気になりやすいと言われています。
スコティッシュフォールドがかかりやすいと言われている病気は以下の3つです。
- 骨軟骨異形成症
- 外耳炎
- 肥大性心筋症
病気になると何度も通院したり、毎日お薬をあげたりと時間もお金もかかります。
何より病気になって苦しんでいるスコティッシュフォールドを近くで見るのは辛いですよね・・。
その為、スコティッシュフォールドを飼おうと思っている方は家族と相談したり、慎重に考える必要があるでしょう。
②お世話が大変だから
スコティッシュフォールドは、健康管理に気を配らないといけないためお世話が大変だと言われています。
折れた耳が可愛らしくて人気のスコティッシュフォールドですが、この耳の形状は遺伝子の突然変異によるものです。
この軟骨異常が起きる病気によって「骨瘤(こつりゅう)」と呼ばれる骨のコブができてしまいます。
このコブは手や足の関節にできることが多く、痛みを伴います。
少しでも早く治療をするためにも、
- 歩き方が変わった
- 座る姿勢に変化がある
- 触るのを嫌がる
などといった細かい変化に気付く必要があります。
また、スコティッシュフォールドの折れた耳は内部に湿気や汚れがたまりやすく、細菌やカビが繁殖しやすいです。
外耳炎のリスクが高いため、こまめな耳掃除が大切になります。
スコティッシュフォールドは遺伝的な要素によりどうしても病気をしやすいので、細やかなお世話をする自信がない方にはおすすめできません。
③繁殖が禁止されている国があるから
スコティッシュフォールドは、ベルギー・オーストリア・スコットランド・オランダなどの国で繁殖が禁止されています。
前述した通り、折れ耳のスコティッシュフォールドには遺伝的な疾患があるため、健康リスクのある種を繁殖させることに反対の意見も多くあり、一部の国では法律により繁殖を禁止しているのです。
日本では法律によって繁殖を禁止されてはいませんが、見た目が可愛いからという理由で積極的に繁殖を行い、結果として猫たちが病気で苦しむことになるという問題については真剣に考えなければなりません。
世界ではこのような議論があることを知り、健康リスクについてよく考えた上でスコティッシュフォールドを飼うかどうか決めるべきでしょう。
④医療費が高額になる可能性があるから
スコティッシュフォールドは、その他の猫種よりも病気をしやすい傾向があるため、ペット保険への加入は必須であると言えます。
ペット保険に加入することで、大きな病気やケガの治療費など、突発的な経済的負担を減らせます。
ただし、遺伝性の疾患が補償の対象外となっている保険もあるため、注意が必要です。
保険を使うことができず、高額な医療費を請求されてしまう場合もあります。
スコティッシュフォールドを飼う前に通院や治療の負担だけでなく、経済的な負担についても慎重に考える必要があります。
スコティッシュフォールドは4つの理由から飼うことはおすすめしません。
1.病気になりやすいから
2.お世話が大変だから
3.繁殖が禁止されている国があるから
4.医療費が高額になる可能性があるから
スコティッシュフォールドを飼って後悔している人の口コミ
スコティッシュフォールドを飼って失敗した人の体験談や口コミを紹介します。
これからスコティッシュフォールドを飼いたいと思っている方はどんなことに気をつけたらいいのか、参考にしてみてくださいね!
病気になりやすい
治療費が高額で払うのが大変
スコティッシュフォールドを飼って後悔している・大変だと投稿している人が思った以上に多くいますね・・。
大切な命なので勢いで飼うのではなく、飼う前にしっかり考えましょう。
スコティッシュフォールドを飼って良かった人の口コミ
スコティッシュフォールドを飼って良かった!と思っている方の口コミや体験談を紹介します。
立ち耳も可愛い
甘えてきてくれるのが幸せ
賢くて助かる
スコティッシュフォールドを飼って良かった・楽しい・かわいいと投稿している人もたくさんいます!
関わり方やその子の性格によっても、大変さなどは変わってくるのかもしれませんね。
スコティッシュフォールドを飼うのに向いていないのはどんな人?
スコティッシュフォールドを飼うのに向いていないのはどんな人なのでしょうか。
スコティッシュフォールドを迎え入れると楽しいこともたくさんありますが、今までの生活もガラッと変わります。
自分の環境やライフスタイルを見直しながら、本当に飼うことができるのか?検討してみてくださいね。
健康リスクについて正しく理解できない人
折れ耳のスコティッシュフォールドは遺伝的な疾患があり、他の猫種に比べて様々な病気のリスクが高いです。
そのため、スコティッシュフォールドを飼うことについて否定的な意見を持つ人もいます。
スコティッシュフォールドには遺伝的な疾患があるということを正しく理解し、きちんとした健康管理や適切な治療を行えない場合は飼うことをおすすめしません。
経済的に余裕がない人
スコティッシュフォールドに限らず、動物を飼うにはお金がかかります。
ご飯・おやつ・ワクチン・薬・病院代など。
また折れ耳のスコティッシュフォールドは遺伝的疾患があり、他の猫よりもお金がかかる可能性も。
経済的に余裕がないと十分な医療を受けさせてあげれなかったり、自分の生活もギリギリになってしまいます。
将来的なこともしっかり考えてから飼うようにしましょう。
時間がとれない人
猫を飼うと、ご飯の用意や散歩・毛のお手入れなどお世話をする時間も確保しなければいけません。
特にスコティッシュフォールドは健康管理が難しいため、きめ細やかなお世話が必要です。
仕事が忙しくて家を空けがちな方、お世話をする時間がとれない方は動物を飼うことはおすすめしません。
以下にあてはまる人はスコティッシュフォールドを飼うのに向いていないかも。
・健康リスクについて正しく理解できない人
・経済的に余裕がない人
・時間がとれない人
スコティッシュフォールドを飼う時によくある質問!
スコティッシュフォールドを飼う際の疑問点やよくある質問についてまとめました。
質問①スコティッシュフォールドは人に懐く?
スコティッシュフォールドは比較的人懐っこく、穏やかな性格です。
しつけもしやすいので、初めて猫を飼うという人でも飼いやすい種類と言われています。
個体差はありますが、甘えん坊な性格であることも多く、積極的にコミュニケーションを取りたいという方にはおすすめです。
質問②スコティッシュフォールドを飼う時の注意点は?
スコティッシュフォールドは穏やかな性格で、運動や食事の量・内容などには特別に気を付けなければならないことはありません。
しかし、運動量が少ないため肥満には注意が必要です。
また、遺伝性の病気や耳の病気にかかりやすいので、注意深く観察してあげることが大切です。
質問③スコティッシュフォールドの寿命は?
折れ耳のスコティッシュフォールドの場合は寿命は10~13歳と、他の猫種に比べて少し短い傾向にあります。
遺伝的な疾患の影響で体が弱く色々な病気にかかりやすいことが。ひとつの要因と言われています。
少しでも長く元気で過ごせるように、日々の丁寧なお世話と適切な健康管理をしてあげましょう。
・スコティッシュフォールドは人懐っこく穏やかな性格
・肥満や遺伝性の病気、耳の病気に注意が必要
・折れ耳のスコティッシュフォールドの寿命は10~13歳
スコティッシュフォールドを飼う前に確認することや準備するものは?
スコティッシュフォールドを飼う前に準備を整えておく必要があります。
迎え入れることができる環境なのか、最後までしっかりお世話することができるのか、などもしっかり確認しておきましょう。
スコティッシュフォールドを飼う前に確認しておくこと
スコティッシュフォールドを飼う前に本当に迎え入れることができるのか、以下の点を確認しておきましょう。
- 自分や家族にアレルギーはないか
- 散歩に行ったりお世話をする時間があるか
- 病院に連れて行ったり、餌などの必要なものを購入できるお金があるか
- スコティッシュフォールドを飼う環境やスペースが準備できるか
- 最後までお世話をする覚悟があるか
- 長時間家をあけたり、旅行に行く機会が多くないか
アレルギーがあったり、飼うスペースがない場合は飼うことは難しいでしょう。
また、お金や時間の面で不安がある方も飼うことはおすすめしません。
かわいいから!と言って勢いで飼ってしまうと後悔してしまったり、スコティッシュフォールドに寂しい思いをさせてしまうことも。
家族に相談したり、しっかりと考えてから飼うことをおすすめします。
準備するもの
スコティッシュフォールドを飼うことが決まったら、以下のものを準備しておきましょう!
- フード
- 食器
- トイレ
- おやつ
- ゲージ
- ブラッシング用ブラシ
- 耳掃除用綿棒
- おもちゃ
- キャリーケース
他にもペット保険に加入しておくと、適切な治療を受けさせてあげることができるので安心ですね!
スコティッシュフォールドを飼う前に本当に飼うことができるのか、しっかり確認しておくことが大切です!
まとめ
スコティッシュフォールドは①〜④の理由で飼ってはいけない!と言われています。
- 病気になりやすいから
- お世話が大変だから
- 繁殖を禁止されている国があるから
- 医療費が高額になる可能性があるから
大変なイメージがあるかもしれませんが、スコティッシュフォールドにはかわいい一面もいっぱいあります!
しかし動物を飼うということは楽しいことだけでなく、大変なこともたくさん。
人間も犬も楽しく快適に過ごせるように、大切な命を守れるように、責任を持って飼いましょう。