近年のキャンプブームでますます需要が高まるキャンピングカー。
しかし数多くのメーカーやモデルがあるので、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
「安いものを買ったら、すぐに壊れて修理費がかなりかかった。」
「高いものを買ったのに、乗り心地が悪かった。」
なんて、そんな経験も後悔もしたくない・・!
この記事では、キャンピングカーの買ってはいけないメーカーや特徴について解説し、正しい選び方やおすすめのメーカーなどについても紹介していきます。
買ってはいけないキャンピングカーの特徴5つ!
まずは、買ってはいけないキャンピングカーの特徴を5つ紹介します。
- 使用用途に合っていない
- 乗り心地が悪い
- 燃費が悪い
- 年式が古い
- 値段が安すぎる
①使用用途に合っていない
使用用途に合っていないキャンピングカーを買うと、不便だと感じたり後悔することになるかもしれません。
キャンピングカーには以下のタイプがあります。
タイプ | 特徴・おすすめポイント |
フルコンバージョン | 運転席まわりを含む車両全体に架装したキャンピングカー。 キャンピングカーの中では最大級で、広く豪華な内装が特徴。 |
キャブコンバージョン | トラックの荷台に専用のキャンピングシェルを架装したキャンピングカー。 居住空間が広く、4~8人家族におすすめ。 |
バスコンバージョン | 文字通りバスやマイクロバスを架装したキャンピングカー。 安定した走りと広々とした車内で、大人数での旅に適している。 |
バンコンバージョン | バンやミニバンの外装そのままでルーフなどを乗せて架装したキャンピングカー。 ベースとなる車両が豊富なので用途に合ったサイズが選べる。 |
トラックキャンパー | トラックの荷台にキャンピングシェルを架装したキャンピングカー。 シェルが脱着式になっているのが特徴。 |
軽キャンパー | 軽自動車をベースに架装したキャンピングカー。 コンパクトなのでソロキャンから普段使いまで楽しめる。 |
キャンピングトレーラー | 自家用車をヘッド車としてトレーラーを牽引するキャンピングカー。 切り離すことができるのでヘッド車のみでの移動が可能。 |
車に乗る人数や用途に合ったキャンピングカーを選びましょう。
②乗り心地が悪い
長時間乗ることも多いので、乗り心地が悪い車は選びたくないですよね。
乗り心地の良さや感じ方は人によって異なりますが、
- 走行性能
- 車内の広さ
- 揺れや振動の大きさ
などが乗り心地に影響が与えると言われています。
キャンピングカーの多くは商用車をベースとしており、サスペンションやタイヤは耐久性や経済性が重視されています。
乗り心地が悪く感じるという方はキャンピングカー専用規格タイヤに履き替えたり、サスペンションやシートを変えるだけでも乗り心地がよくなるかもしれません。
③燃費が悪い
燃費が悪い車を買うと、ガソリン代などの維持費が高くなってしまいます。
キャンピングカーはベースとなる車両にキャンピングシェルを架装するため、例え車両が高燃費でも総重量が重くなり、燃費が悪くなる傾向にあります。
近年はキャンピングシェルなども軽量化が進んでいるようなので、荷物の量や省燃費の走行を心がけることも大切です。
④年式が古い
年式が古い車はすぐに壊れてしまい、短期間しか乗れない可能性があります。
エンジンやタイミングベルトなどが経年劣化で壊れてしまうことが多いと言われています。
安いものを購入してもすぐに壊れたり修理に出さないといけなくなると、お金も手間もかかってしまった・・なんてことも。
その為、購入する前には口コミや評価などを確認し、耐久性をチェックしておきましょう。
⑤値段が安すぎる
相場より安すぎるキャンピングカーを買うことは避けた方がいいでしょう。
事故・修復歴があり、特に水没車や車両の骨格修理など事故のレベルが大きい車両は販売価格が安くなります。
予算の関係などでどうしても安い車を買う場合は、どこに問題があるのかなどをしっかりと確認しておくと安心ですね。
ですが、安すぎる車を買うことは基本的にはおすすめしません。
5つの特徴に当てはまるキャンピングカーは、買ってはいけません!
1.使用用途に合っていない
2.乗り心地が悪い
3.燃費が悪い
4.年式が古い
5.値段が安すぎる
買ってはいけない!?キャンピングカーのメーカーはある?
買ってはいけないキャンピングカーのメーカーはあるのでしょうか。
トイファクトリー、ナッツRV、カトーモーター、バンテック、アドリアのキャンピングカーの特徴を紹介していきます。
トイファクトリー
トイファクトリーはトヨタのハイエースをベースにしたキャンピングカーを数多く製造・販売しています。
- フィアット デュカト
- バーデン
- ランドティピー
- トイズボックス
- Green Buddy Ⅱ
- HACO×DOG
- テントカー
新車・中古車の買取、認定中古車の販売、また欧州のモーターホーム・キャンピングトレーラーメーカーの輸入・販売・キャンピングカーのレンタルなども行っているメーカーです。
SNSには「種類が豊富」「ハイエース好きには堪らない」と高評価がたくさんありました。
ナッツRV
ナッツRVは国内最大級のキャンピングカー製造メーカーで、数多くのモデルがあります。
- ボーダーバンクス
- クレアスティング
- クレソンジャーニー
- ジープニー
- フォルトナ
- リーク
- ファミモ
- ラディッシュ
- トイエース
- スピナ
国内外3拠点の自社工場で、軽キャンパーからフルコンまで品質と安全性にこだわって製造しています。
SNSには「サポートが充実」「ファン感謝祭がある」と高評価がたくさんありました。
カトーモーター
カトーモーターは、ハイエースを中心にSUV車やマイクロバスのキャンピングカーが豊富です。
- ウィンディ
- ライラ
- ブルームーンEX
- ズー
- オークサイド
- ロングトレイン
- ボーノクイーン
- Jデッキ
バンコン・キャブコンなど人気の車両を架装したキャンピングカーが人気です。
新車、中古車はもちろんフルオーダーメイドの車両もあります。
SNSには「快適」「寒冷地仕様が良い」と高評価がたくさんありました。
バンテック
国内トップクラスのシェアであるバンテックは、以下のモデルを販売しています。
- アストラーレCC1
- ジル
- ジル520
- ジルノーブル
- コルドバンクス
- コルドリーブス
- ルネッタ
「快適で安全を」をモットーに独自のシステムを開発し、外装・内装までこだわったキャンピングカーを製造・販売しています。
SNSには「内装がおしゃれ」「レンタルもできる」と高評価がたくさんありました。
アドリア
アドリアのキャンピングカーは以下のラインナップです。
- スーパーソニック
- ソニック
- マトリックス
- コーラル
- コーラルXL
- コンパクト
- ツイン
- アステラ(トレーラー)
- アルピナ(トレーラー)
- アビバ(トレーラー)
- アビバ ライト(トレーラー)
アドリアは、1965年にスロベニアで設立された欧州トップクラスのキャンピングカーブランドです。
フルコンやバスコンのような大きなボディの車両だけでなく、日本国内でも運転しやすいコンパクトな車両も揃えています。
SNSには「おしゃれなデザイン」「スタイリッシュ」と高評価がたくさんありました。
メーカーによって様々な特徴があります!
・トイファクトリーはトヨタハイエースをベースとした車両が人気
・ナッツRVは国内最大級のキャンピングカー製造メーカー
・ハイエースを中心にSUV車やマイクロバスのキャンピングカーが人気
・国内トップクラスのシェアを誇るバンテック
・アドリアはスロベニア生まれのキャンピングカーメーカー
キャンピングカーの選び方を失敗した人の口コミ
キャンピングカーの選び方を失敗した人の体験談や口コミを紹介します。
これから購入する人は、どんなことに気をつけたらいいのか、参考にするといいでしょう。
燃費が悪い
乗り心地がイマイチ
修理費用がかかる
キャンピングカーの選び方を失敗した・後悔している、と投稿している人が思った以上に多くいますね・・。
家庭の状況や使用用途に合ったキャンピングカーを買うことが大切ですね。
買って良かった!後悔しないキャンピングカーの特徴や選び方は?
後悔しない・買ってよかったと思える、キャンピングカーの特徴や選び方を紹介します!
①車内空間と収納が広い
車内空間が広いと、長時間のドライブも快適に過ごすことができます。
足元の空間が広めに確保されていたり、リクライニングできるものも。
小さなお子様がいる家庭やキャンプなどのアウトドアに車を使用する場合は、たっぷり収納できるほうがいいですよね。
ただし乗る人数や荷物の量が少ないのに広すぎる車を買っても、空間を持て余すだけでしょう。
家族と乗車人数・荷物の量・よく使うシーンなどを想定しながら、用途にあった広さの車を選ぶことをおすすめします!
②デザインが好み
車内の広さや燃費の良さももちろん大切ですが、自分好みのデザインの車を購入したいですよね。
自分の好きなものに囲まれて生活したい、SNS映えしたいという思いからデザイン重視で車を選ぶ人も増えています。
キャンピングカーの中ではレジストロアウルやリトリートなどがおしゃれでかっこいいという理由で人気!
コンパクトでかわいいデザインがいい、スタイリッシュでかっこいい車がいい、など自分の感性に合った車を選ぶと快適なカーライフを送ることができるでしょう。
③普段使いできる
キャンピングカーを購入する大きな理由はやはりアウトドアや旅行を楽しむためですが、たまのレジャーにしか乗れないというのはもったいないと感じてしまいます。
通勤に使ったり近所へお買い物に出かけたり、普段使いできるコンパクトなサイズのキャンピングカーもいいですね。
こんな特徴がついているキャンピングカーを選ぶと後悔しません!
・車内空間と収納が広い
・デザインが好み
・普段使いできる
買うならどれ?おすすめのキャンピングカーを紹介!【機能・人気重視】
おすすめのキャンピングカーを機能・安さ・デザイン・人気ごとに、紹介していきます。
何を一番重視したいか、優先順位を決めてから選ぶと迷うことも少なくなるでしょう。
機能重視「ダイレクトカーズ・トリップ」
【引用:TRIP】
全長/全幅/全高 | 5,150mm/2,040mm/3,000mm |
乗車定員 | 6人 |
新車価格(税込) | 12,650,000円〜 |
中古車価格 | 7,100,000円(カーセンサー) |
このTRIPは、キャンピングカー専用車両の「トヨタ・カムロード」をベースに架装しており、車中泊に必要な装備のほぼ全てが搭載されています。
トイレや外部シャワーもあるので被災時の居住スペースとしても使うことができます。
快適さ・便利さを求めている人は、機能性の高いキャンピングカーを選ぶことをおすすめします!
デザイン重視「ダイレクトカーズ・リトリート・ミニチキ」
【引用:ダイレクトカーズ】
全長/全幅/全高 | 3,410mm/1,480mm/1,720mm |
乗車定員 | 2人 |
新車価格(税込) | 4,980,000円〜 |
このリトリート・ミニチキは、ラウンドフォルムの可愛い見た目と全面木材仕上げの内装でおしゃれなキャンピングカーです。
ルーフトップを立ち上げると開放感があり、広々とした空間でくつろぐことができます。
デザイン重視でキャンピングカーを選ぶことで写真映えしたり、見た目がかわいいと乗る時のテンションも上がるのではないでしょうか。
1番人気「トヨタ・キャンパーアルトピアーノ」
【引用:トヨタモビリティ神奈川】
全長/全幅/全高 | 4,065mm/1,665mm/1,930mm |
乗車定員 | 5人 |
燃料消費率WLTCモード | 14,7km/L |
新車価格(税込) | 2,915,000円〜 |
中古車価格 | 2,095,000円(グーネット) |
キャンピングカーで1番人気の商品は、トヨタのキャンパーアルトピアーノです。
オリジナルのオプションパーツも充実しており自分の好みにアレンジできるので購入する人が多いようです。
・機能重視なら「ダイレクトカーズ・トリップ」
・デザイン重視なら「ダイレクトカーズ・リトリート・ミニチキ」
・1番人気なのは「トヨタ・キャンパーアルトピアーノ」
などがおすすめです!
最新のキャンピングカー情報!どんな機能がついている?
最新のキャンピングカーにはどのような機能がついているのでしょうか。
マッサージ機能付きのキャプテンシート
ダイレクトカーズのアルヴェルエース プレミアムラウンジⅡには、マッサージ機能付きのキャプテンシートがついています。
長旅で疲れた体を癒してくれるキャプテンシートにはUSB電源付き多機能アームレスト・読書灯・シートヒーターなど豪華な機能が盛りだくさんです!
電動昇降式ベッド
ナッツRVのフォルトナには、電動昇降式ベッドがついているものもあります。
天井にベッドが設置されており、就寝時に下ろせばベッドルームに早変わり。
電動式なので高さを自由に変えられて、女性でも楽々操作できます。
最新のキャンピングカーには
・マッサージ機能付きのキャプテンシート
・電動昇降式ベッド
などの機能がついています!
キャンピングカーを買う時によくある質問!
キャンピングカーを購入する際の疑問点やよくある質問についてまとめました。
質問①キャンピングカーの買い替え時期は?
キャンピングカーの寿命は10~20年と言われています。(キャンピングカーのコラム)
キャンピングカーはもともと耐久性に優れた構造になってはいますが、屋外で長時間放置していたりメンテナンスを怠ると部品の故障や外装のサビなどが起こります。
走行距離や使用環境などによっても寿命は変わるので、定期的な点検やメンテナンスをしながら買い替え時期を検討していきましょう。
質問②普通免許で運転できるの?
キャンピングカーのタイプにもよりますが、乗車定員10人までのサイズなら普通免許で運転することができます。
トレーラータイプのキャンピングカーも普通免許で牽引できます。
・キャンピングカーの買い替え時期は、購入してから10~20年が目安!
・普通免許で運転することができる
まとめ
①〜⑤に当てはまるキャンピングカーは買ってはいけない!ということを覚えておきましょう!
- 使用用途に合っていない
- 乗り心地が悪い
- 燃費が悪い
- 年式が古い
- 値段が安すぎる
購入前には、使用用途や燃費の良さ・デザイン・口コミなどを確認しておくことが大切です。
キャンピングカーにはたくさん種類があるので、迷いますよね・・。
値段・機能・見た目など、何を一番重視したいのか決めておくと、スムーズに選ぶことができるでしょう。