日常生活において、必要不可欠な家電である電子ピアノ。
しかし、数多くのメーカーやモデルがあってどれを選んだらいいのか、迷ってしまいますよね。
「できるだけ安いものがいいけど、すぐに壊れてしまった。」
「高い家電を買ったのに、我が家には合わなかった。」
なんて、そんな経験も後悔もしたくない・・!
毎日使うものだからこそ、正しい選択をして快適な生活を送りたいですよね。
この記事では、買ってはいけないメーカーや特徴について解説し、電子ピアノの選び方やおすすめのメーカーなどについても紹介していきます。
買ってはいけない電子ピアノの特徴4つ!
まずは、買ってはいけない電子ピアノの特徴を4つ紹介します。
- 鍵盤が軽すぎる
- 設置したい場所と大きさが合っていない
- 電子ピアノのデザインが好みではない
- 必要な機能がついていない
①鍵盤が軽すぎる
電子ピアノを弾いたときに鍵盤が軽すぎると、グランドピアノを演奏した時に鍵盤の感触が重いと感じてしまいます。
電子ピアノの鍵盤の素材は、天然木材よりも樹脂製(プラスチック)が多く使われています。
材質により演奏時の弾きやすさやタッチの感触が変わるため、演奏技術に影響することも。
その為、購入する際は価格の安さだけにとらわれず、重さの感じられる鍵盤を選びましょう。
②設置したい場所と大きさが合っていない
電子ピアノを購入する前に、設置したい場所の幅・高さ・奥行などを測りましょう。
サイズが合わないと、電子ピアノを設置できない・大きすぎて部屋がせまくなるなどの問題が生じることもあります。
また、設置したい場所の近くにコンセントがあるか、電源は確保することができるかも確認しておくと困りません。
進入経路も測定し、電子ピアノを搬入することができるか確認しておきましょう。
- マンションや自宅の入口・玄関・廊下などの幅や高さ
- エレベーターや階段の形状、十分な広さはあるか
など。
業者やお店によって、必要な幅や高さなどの条件が違うことがありますので、確認しておくと安心でしょう。
電子ピアノ本体の幅は、88鍵盤のもので約1.4m、奥行きはコンパクトなモデルでも30cm以上あります。
演奏者が無理のない体勢で椅子に座り、演奏ができるスペースを考慮すると、最低でも1.5m四方は確保いただくことをおすすめします。
【引用:YAMAHA】
③電子ピアノのデザインが好みではない
電子ピアノの購入を検討する際は、性能や機能のほかにデザインが自分の好みかどうかも重要です。
価格や実用性を重視して選んだ結果、
- 部屋の雰囲気に合わなかったので後悔している
- デザインが好きになれなず、ピアノを弾く時にちょっとしたストレスになる
ということが起きてしまうかもしれません。
デザインが好みの電子ピアノを購入すれば、毎日の練習が楽しくなり、ピアノの前に座る機会も増えるでしょう。
④必要な機能がついていない
ついている機能は、メーカーによって様々です。
- ヘッドホン端末
- スピーカーの数
- メトロノーム機能
- トランスポーズ機能
など。
必要な機能がないと不便だと感じたり、逆に機能が多過ぎてもややこしい・使い勝手が分からない、という状況に陥るかもしれません。
予算と相談しながら、必要な機能がついている電子ピアノを選びましょう。
4つの特徴に当てはまる電子ピアノは、買ってはいけません!
1.鍵盤が軽すぎる
2.設置したい場所と大きさが合っていない
3.電子ピアノのデザインが好みではない
4.必要な機能がついていない
電子ピアノを買ってはいけない時期はいつ?
年末年始・ボーナス時期・決算期などに家電量販店ではセールを行なっています。
(セール時期などは、お店によって異なります。)
セール以外の時期や品薄の時期も価格が高い可能性があるので、買わないほうがいいでしょう。
年末年始・ボーナス時期・決算期などのセール時期以外は、電子ピアノを買ってはいけません!
電子ピアノの選び方を失敗した人の口コミ
電子ピアノの選び方を失敗した人の体験談や口コミを紹介します。
これから購入する人は、どんなことに気をつけたらいいのか、参考にするといいでしょう。
電子ピアノの寸法が部屋に合わない
かさばるので簡単に移動できない
鍵盤が重たい
電子ピアノの選び方を失敗した・後悔している、と投稿している人が思った以上に多くいますね・・。
家庭の状況に合ったサイズや機能の電子ピアノを買うことが大切ですね。
買って良かった!後悔しない電子ピアノの特徴や選び方は?
後悔しない・買ってよかったと思える、電子ピアノの特徴や選び方を紹介します!
①ディスプレイがついている
電子ピアノを選ぶ際には、ディスプレイが付いているタイプをおすすめします!
液晶画面に譜面を表示させたり、レッスンプログラムが内蔵していたり演奏に便利な機能です。
有機ELディスプレイなら、どの角度からでも画面が見やすく、演奏する際にも誤らずに操作できます。
②設置場所に合わせてサイズを選ぶ
電子ピアノを設置するには、標準で88鍵盤タイプだと横幅は約1.4m、奥行きは30㎝は確保しなければなりません。
広さがあまり十分ではないお部屋の場合なら、コンパクトサイズを選んでみましょう。
奥行きが25㎝ほどの卓上サイズなら、場所も取らず移動も難しくありません。
③音源で選ぶ
電子ピアノは、内蔵されたスピーカーから発音される仕組みです。
アコースティックピアノの音をサンプリングしたサンプリング音源、弾き方に応じて音源が創り出されるモデリング音源があります。
音源の違いによりピアノ特有の深い音色を表現しています。
それぞれの良さがあるので、弾き具合や音色を確かめてみましょう。
④ペダルの数
電子ピアノには、ペダルが無く別売りのもの、ポータブルモデルや1ペダルモデルなど機種により違います。
音の余韻を残すことができるハーフペダル機能や、より演奏にこだわりたいのであれば、3ペダルモデルのものを選ぶといいでしょう。
⑤同時発音数
同時発音数とは電子ピアノを弾く際、同時に発音できる数のことです。
現在、電子ピアノは少なくて64音から256音までのモデルや、最大同時発音数が無制限という機種まであります。
速いテンポの曲を弾く場合では、この同時発音数が重要になります。
初心者や中級者であれば、128音程度でも十分でしょう。
こんな特徴がついている電子ピアノを選ぶと後悔しません!
・ディスプレイがついている
・設置場所に合わせてサイズを選ぶ
・音源で選ぶ
・ペダルの数
・同時発音数
メーカーごとの電子ピアノの特徴を紹介!
ヤマハ・カシオ・ローランド・カワイの電子ピアノの特徴を紹介していきます。
メーカー名 | 特徴 |
ヤマハ | 老舗の大手メーカーの技術により良質のサウンドを再現 |
カシオ | スリムデザインのコンパクトな卓上タイプなどが充実 |
ローランド | 音響機器も扱っている音づくりに優れたメーカー |
カワイ | オンキョーと共同開発をした高音質スピーカー |
ヤマハ
ヤマハは、100年以上ピアノをつくり続けている老舗の大手メーカーです。
自社のアコースティックピアノの音を収録し、独自の技術を最大限に生かした良質のサウンドを再現。
初心者用のグラビノーバシリーズから本格的モデルまで幅広い機種を扱っています。
カシオ
カシオの電子ピアノは、スリムなデザインの卓上タイプなどもあり、優れた機種がそろっています。
プリヴィアシリーズは卓上タイプとスタンド・ペダル一体型と2種類あるシリーズです。
スタンドとペダルが一体型のモデルはシンプルでお部屋に置いてもスッキリした見た目の機種。
鍵盤タッチも良く、内蔵曲も多いので練習機能も充実しています。
ローランド
ローランドは、ピアノ以外の音響機器も扱っている音づくりに優れたメーカーです。
卓上タイプのポータブルピアノFPシリーズ、練習用に最適なモデルHPシリーズ、モデリング音源でハイブリッド鍵盤使用などハイグレードのLX700シリーズなどがあります。
カワイ
カワイは、世界的にも有名な老舗楽器メーカーです。
木製鍵盤を使用したCAシリーズ、練習に適したスタンダードモデルのCNシリーズなどがあります。
NVシリーズは、フルコンサートグランドピアノSK-EXを忠実に再現してモデリング音源に取り入れている特徴も。
オーディオ機器メーカーのオンキョーと共同開発をした高音質スピーカーも採用されています。
メーカーによって様々な特徴があります!
・ヤマハは、老舗メーカー技術を生かした良質のサウンドを再現
・カシオは、コンパクトな卓上タイプなどが充実
・ローランドは、モデリング音源とハイブリッド鍵盤使用
・カワイは、共同開発をした高音質スピーカーも採用
買うならどれ?おすすめの電子ピアノを紹介!【初心者向け・コンパクト】
おすすめの電子ピアノを初心者向け・安さ・コンパクト・デザインごとに、紹介していきます。
何を一番重視したいか、優先順位を決めてから選ぶと迷うことも少なくなるでしょう。
初心者向け「ローランド RP107-BK」
【引用:Amazon】
商品モデル番号 | RP107-BK |
---|---|
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
鍵盤数 | 88 |
この電子ピアノは、価格はリーズナブルでも上位モデルの音源・鍵盤などが搭載されています。
スマホやタブレットで接続できる専用アプリRoland Piano Appが使用できるという特徴も。
基本機能が揃った電子ピアノを選ぶことで初心者でも本格的な練習が可能になります!
安さ重視「TAHORNG 折りたたみ電子ピアノ」
【引用:Amazon】
TAHORNG ORIPIA49 BK 折りたたみ式電子ピアノ の価格は、税込18,150円。(2023年11月現在)
商品モデル番号 | OP49BK |
---|---|
鍵盤数 | 49 |
電源 | バッテリー式 |
この電子ピアノはコンパクトなだけでなく、付属のサスティンペダルを使うことで本格的な演奏が楽しめたり、GM対応の128音色切り換えなどの機能も搭載されています。
重さは1kg、幅60cmで収納にも困らないといういう特徴も。
安さ重視の電子ピアノはシンプルなデザインと基本的な機能を備えており、予算に制約のある人や気軽にピアノを始めたい人などにおすすめです。
コンパクト重視「カシオ Privia PX-S3100BK」
【引用:Amazon 】
商品モデル番号 | PX-S3100BK |
---|---|
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
カラー | ブラック |
コネクタ | 無線 |
インターフェース | USB |
鍵盤数 | 88 |
電源 | アダプター |
電圧 | 12 ボルト (DC) |
ワット数 | 10 W |
この電子ピアノは、ハンマーアクション付き88鍵盤・デジタルピアノの奥行で世界最小のスリムサイズ。
別売りのオプション品を使うことでスタンドに置いたり、3本ペダルユニットにつなぐこともできます。
また、700音色・200リズム搭載で幅広い演奏に対応、専用アプリ接続可能という特徴もあります。
デザイン重視「カワイ CN201」
【引用:Amazon】
この電子ピアノには、グランドピアノのようなタッチ感があり、音色はフルコンサートピアノの音を録音しています。
ベーシックモデルながらしっかりした弾きごたえもあるモデルです。
色はプレミアムライトオーク調・プレミアムローズウッド調・プレミアムホワイトメープル調のシックな3色展開という特徴も。
デザイン重視で電子ピアノを選ぶことで自宅のインテリアとも馴染み、心地よい空間を生み出すことができます。
・初心者向けなら「ローランド・ RP107-BK」
・安さ重視なら「コルグ・B2」
・コンパクト重視なら「カシオ・ Privia PX-S3100BK」
・デザイン重視なら「カワイ・CN201」
などがおすすめです!
最新の電子ピアノ情報!どんな機能がついている?
最新の電子ピアノにはどのような機能がついているのでしょうか。
Bluetoothでスピーカー
各メーカーの電子ピアノには、Bluetooth接続機能がついているものもあります。
スマホやタブレットに入っている曲を電子ピアノのスピーカーで聴くことができたり、その曲に合わせて一緒に演奏することもできます。
Bluetoothでアプリ
各メーカーの電子ピアノには、BluetoothMIDI接続でアプリ機能がついているものもあります。
無料のアプリを接続することで、電子ピアノ内蔵の楽譜をタブレットやスマホで見たり、練習サポート機能などを使用できます。
最新の電子ピアノには
・Bluetoothでスピーカー
・Bluetoothでアプリ
などの機能がついています!
電子ピアノを買う時によくある質問!
電子ピアノを購入する際の疑問点やよくある質問についてまとめました。
質問①電子ピアノの買い替え時期は?
電子ピアノの平均使用年数は約10~20年。(生活110番)
【寿命の前兆かも!?】
- 電源が入らない
- 音が出ない
- 異音がする
- 鍵盤を動かしにくい
電子ピアノの部品保有期間は、メーカーによって違いますがだいたい7年となっています。
その為、修理や点検をしても直らない・購入してから10~20年経過している場合は、買い替えを検討するといいでしょう。
質問②電子ピアノの処分の仕方は?
電子ピアノの処分の仕方はいくつかありますので、自分に合った方法を選んでください。
- 不用品の回収業者に回収をお願いする
- ピアノの買取り業者に買取りを依頼してみる
- 住んでいる市区町村に処分方法を問い合わせて処分する
- フリマアプリやネットオークションで譲る
質問③電子ピアノと電子キーボードの違いは?
電子ピアノと電子キーボードは、どちらにもメリット・デメリットがあります。
電子ピアノ | 電子キーボード |
アコースティックピアノを弾いている感覚に近い。 弾いたときの音色も豊かである。 | シンセサイザーやオルガンなど、ピアノ以外の楽器音を演奏して楽しめる。 |
サイズが大きく、電子キーボードより価格は高いものが多い。 | 鍵盤数が少ないものが多い。ピアノ本来の音色で演奏するのに向かない。 |
・電子ピアノの買い替え時期は、購入してから10~20年が目安!
・電子ピアノの処分の方法は様々!自分に合った方法を!
・電子ピアノと電子キーボードは演奏用途や音色が違う!
電子ピアノを安く買う方法は?
電子ピアノを安く買うための方法やセールの時期を把握しておきましょう!
セール時期
年末年始は、歳末セールや初売りセールなどが行われています。
9月と3月は決算期セールが行われていますので、このセール時期に買うのもおすすめです。
値下げ交渉
量販店で購入したい場合は、値下げ交渉をしてみるのもいいかもしれません。
価格ドットコムや他の量販店の値段を確認し、「〇〇ではXX円だったのですが、お値下げできませんか?」と交渉してみましょう。
配送料やポイントなども考えながら、ネットと実店舗どちらで買う方が安くなるのかを比較してみてください。
電子ピアノはネット通販で買うべきと断言できる理由
電子ピアノはネットで買うと、メリットがたくさんあります・・!
- ネットで買うと人件費がかからないので安く購入できる
- 大型商品でも金額次第で送料無料になる場合がある
- 通販サイト独自のセール期間中に利用すると、ポイントが貯まるなどお得に購入できる(楽天市場のお買い物マラソンや、Amazonセールなど)
店頭で見なくても、サイズが分かれば問題なく購入できるので、店舗に行く時間とコストを削ることができます!
ネットで電子ピアノを買うと
・安く購入できる
・送料無料になる
・ポイントが貯まる
・時間とコストを削る
などのメリットがたくさん!
まとめ
①〜④に当てはまる電子ピアノは買ってはいけない!ということを覚えておきましょう!
- 鍵盤が軽すぎる
- 設置したい場所と大きさが合っていない
- 電子ピアノのデザインが好みではない
- 必要な機能がついていない
購入前には、必要な容量や設置場所のサイズを確認しておくことが大切です。
電子ピアノにはたくさん種類があるので、迷いますよね・・。
値段・機能・見た目など、何を一番重視したいのか決めておくと、スムーズに選ぶことができるでしょう。